雨や台風
テーブルはカラフルにと
夫と器をみながら過ごしました。
「雨が続くと気持ちがふさぐ」という話
抑うつ症状には確かに天気や気温、寒暖差が影響します。
なぜなら私たちは日々
自然と深く関わりながら生きており
どれほどの強さをもってしてもその大きな流れに逆らうことは
なかなかできません。
そんなとき、私たちは
お薬の治療はほんの小さな支えなんだなと感じます。
それでもなんでもとにかく
少しでも
空が曇っても
みなさんの顔に、明るみがさしますように。
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平成最後の日は夫とテレビをみて過ごしました
それは何日も前から楽しみにしていた
「きょうの料理は見た!味の30年史」
!!
食を軸に30年間の時代の進化が彩られ、とっても面白い番組でした。
私たちは
「家ではおいしいものを食べる」ことに決めていて
本を見たり
アプリで検索したり
SNSをみてその真似をしたり
素人のおじさんとおばさんが、あれこれ探しながら毎日料理をしています。
誰かと生活を共にするとき
本当に大切なのはそういう時間なのではないかと思うときがあります。
もちろん行事にはしゃいだり
オシャレしたりカフェに出かけたりペットの世話をしたりで毎日を楽しむのはいいことなのだけれど
それは単なるそれぞれの行い
大事なのは「一緒に同じものを作る」ということなのだ
と。
当院に来られる患者さんの8割強は、働いている方々です。
なので私たちは、日々さまざまな職種の人と出会うのですが
世の中にはこんなにも職業があるのだなあ
と驚く毎日です。
診察ではときどき
その職業の内容や特徴を教えてもらいます。
どのお仕事も実に個性的です。
納期があったり、心身の鍛錬を要したり、瞬時の集中力を求められたり、海や空で感覚を研ぎ澄ませたり、人の心を読んだり読まれたり、もちろん頭と身体をふんだんに用いながら。
人間は不眠不休で機能できるようには作られておらず
「24時間働けますか?」の答えはノーです。
不調となり
今まで励んできた仕事が思うようにすすまなくなったとき
ここは次のステップへのステップだ
と捉え、少しお休みをします。
しかしその間でも
自分の就いている職種の説明には皆さん生き生きと、誇らしさを宿します。
その目の力に私たちは治癒の光を見出すのです。