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発達障害とは

 

4月の番組編成を前に、テレビはバラエティやドラマの特別番組で賑わっています。毎日楽しんで見ています。

ところで、当院の待合室にはテレビがありません。一定の静けさを保つためという理由もありますが、あまり必要がないからです。

訪れる患者さんのほとんどは、スマートフォンやタブレットを持ち、SNSや読書、音楽などを愉しみながら、長い待ち時間を過ごしています。非常に便利な機械が生まれたものです。小さなパソコンとして、どの場所でもインターネットに繋がることができるのです。

そのインターネットのおかげで、今まで知りえなかった精神科疾患の概念が、世間に広まりつつあります。「うつ病」「社交不安障害」「適応障害」など、患者さんのほうから病名を口にすることも多く、時代の変化を感じずにいられません。

その中で最も印象的に感じるのが、「発達障害」という疾患名の浸透です。

「自分は発達障害じゃないか」

と来院される患者さんが増えました。ネットで自己診断をして当てはまる、と言うのです。その情報が正しいか否かは別として、なかなか知られることのなかった「心療内科・精神科の病気」が、注目されるのは喜ばしいことだと感じています。

発達障害とは、コミュニケーション障害を主とする疾患です。その他は、社会性のなさ、イマジネーション障害、感覚過敏などがみられます。自閉症や、多動や注意力のなさが目立つ「注意欠陥多動性障害 AD/HD」という疾患も、発達障害に含まれます。

そのような症状から学校、社会での適応ができず、不眠や不安感などのうつ症状が現れます。発達障害の症状による「不適応(適応障害)」は学童期・思春期から続いており、遡れば赤ちゃんの頃もどことなく周囲の幼児と違う傾向がみられています。

自分が発達障害なのかどうか

その答えは数日で出るものではなく、通院する中で、今までの生活歴や困る内容を詳しく聴取し、慎重に判断しなければなりません。そのため当院ではスタッフによる問診から、患者さんの「今までの話」をお聞きするようにしています。